
【独自取材】国スポ担当の方にインタビューしてきました!

まちの担当者さんと何を話したんだろう!?
「国スポがあと5年後に迫っているけれど、現状どうなってるの?」
津和野町ではスポーツクライミングが開催されるのですが、そこに向けて町をあげて盛り上がるためにはどうしたらいいのでしょうか?
教育委員会の国スポ担当の2人にお越しいただき、2030年国スポ開催について、津和野町はどう考えているのか、何を準備しているのかインタビューさせていただきました。
住民側としては、2030年国体ってあるの?というくらい印象がなく、一部で盛り上がっている印象があります。町全体で2030年国体が盛り上がり、津和野町を象徴するスポーツにもなりうるのでは?という期待を込めて、現状を聞いてまいりました!
<中長期視点からの質問>
国スポ推進の全体方針や戦略について
国スポ開催は2030年ですが、その後も施設はもちろん、人材もノウハウも町に残りますよね。津和野町として長い目で見たときにスポーツクライミングをどんな位置付けで取り扱っていくのか、具体的な方針や戦略を教えてください!



津和野町として現在、国体以降の方針は検討中です。
競技団体としては、施設を継続し、代表選手を継続的に輩出できるような状況づくりをのぞんでいるという現状です。



津和野町が直近で判断しなければいけないものとして、『協議会場を①仮説のものにするか、②常設のものにするか』という判断があります。
それぞれの特徴として
①仮説の競技会場
・施設建設費は、町として払わなくていい形になる
・付属する工事や、撤去費用については津和野町が払う必要がある
②常設の競技会場
・施設建設費の総額の1割負担で建設できる
・付属する工事については全額津和野町が払う
というものがあります。
(現在建設工事費については、設計が始まっていないので試算ができていないとのことです)
常設にする場合、全体のスケジュールを勘案すると今年度中には方針が決まるはずなので、議会の動きを注視していきましょう!継続的に、この質問はしていく必要がありそうですね!
また、インタビューの中で『なぜ津和野町がスポーツクライミング会場になったのか?』について触れることも。
国体競技の選定は、島根県の市町村が所有する競技会場を優先するので、メジャースポーツは優先的に振り分けられるそう。そこで津和野町は、マイナースポーツの中でも、過去山岳協議を開催したことを踏まえて、関連したスポーツクライミングを選んだとのことでした。
加えて、教育委員会では、
①人口減少が進む津和野町では、団体スポーツを選ぶよりも個人スポーツを選ぶ方が持続可能性が高い
②子どもの体幹が弱くなっている
という状況も踏まえてスポーツクライミングを選択することになったそうです。
このような状況をみると、まちづくりとして“戦略的”にスポーツクライミングを選んだわけではないのかなという印象でした。
全国から注目が集まり、人が集まる国スポ。この開催はすでに決定していることなので、改めてこの機会をどう津和野の未来に活かしていけるのか、住民側としても考え、行動する必要は大いにありますね。
<短期的視点からの質問>
まちのみんなで国スポを盛り上げていくためには?
町として国スポを盛り上げていく、機運を作っていく上でどんな五カ年計画を立てているんでしょうか?
効果的に機運を高めていくためには行政主導ではなく、主体的な町民活動との連携が必須だと思うんです。その計画を完遂するために、町民にはどんなアクションを期待していますか?



町としては計画表を作成しています。
すでに実行できているものや動き始めているものもありますが、まだまだ、着手すべきことの方が多い現状です。



町民の皆さんと一緒に盛り上げていくための戦略を詰めなくてはとも思っておりますし、直近では、ボルダリングウォールに町民の皆さんがより気軽に触れられる機会をどう増やせるのかも大きな課題だと考えています。
取材時には実際にその表を見せていただきながら、説明をしていただきました。
計画表には会場整備や競技者育成の項目はあるのですが、広報・商業・町民まきこみ・まちづくりの戦略は特に定められていない印象でした。
この詰められていない部分を早く詰めなくてはという焦りは担当者側にもあるようでしたので、これからどんな詳細な実行計画があがってくるのか、こちらも注視する必要がありそうです。
(※計画表については改めてツワノバコサイト内でも掲載したいと思います)
「あと5年ある」なのか「もう5年しかない」なのか。
捉え方は人それぞれでありますが、2030年に向けて大きな盛り上がりにつながる種まきは徐々に進んでいます。
町内外問わず多くの人たちがスポーツクライミングを通して「津和野町ってとっても素敵な町だね」と思ってもらえたとしたら、2030年以降の津和野町のまちの在り方が大きく変わってくるかもしれません。
スポーツクライミングの聖地となって国際大会が開かれる、世界に羽ばたく町内出身のスポーツクライマーが出てくる、まちの活気につながって移住者が増えるなどなど。
私たちが今考えうる以上にまちに与える影響は多岐にわたることでしょう。
まちの盛り上がりのために、私たち住民には何ができるのでしょうか?
ツワノバコではこれからも国スポ関連の情報は取り上げつつ、皆さんで考え、行動に移す、そんな機会も作っていきたいと思います!
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